2024年度の「起業家プロジェクト」が12月24~25日にスタートしました。

本年度は、4月以降も引き続き同じプロジェクトを継続し、実際にマネタイズ(収益化)するところまでを目標としています。
昨年は高校生のみが参加していましたが、本年度は40期(中学1年生)が3人も参加しており、企業の経営者で、新規ビジネスのコンサルティングも行っているPTA緑会会長がバックアップしています。

物理の佐藤先生は、もともと半導体に関わる企業に勤務されていたので、ビジネスにも精通されています。

12月のスタート講習では、商品・サービスの値段がどう決まるのか、どう決めるのかについて、需要と供給のバランスという市場価格の形成についても生徒に説明されました。

1月の経過発表では、40期生から「廃棄機器のリサイクル事業」で、電子機器からのレアメタル抽出を実際に行った結果や、「使用しなくなったランドセルの活用事業」ということで、革製品企業さんと連携したとのコラボ商品についての発表がありました。
スタートから1か月足らずでしたが、企業に自ら連絡をしたり、実験を行ったりする40期生の発表を聞いていると、1年前まで小学生だったとは思えない行動力に驚かされました。

高校生からは、以下のような発表がありました。
※実際にこれからビジネスすることもあり、意図的に詳細な説明を省いております
■全国の高校演劇部が不便と感じている貸劇場の予約について、じゃら●のような、一括検索・予約・情報サイトの運営という、「自分が感じている世の中の不便さ」を起点として、「その不便を感じている同じ境遇の人にリーチする」「まだ世の中に無いサービス」というビジネス
■日本で問題になっている伝統工芸の後継者問題について、「それを育てる側」と「後継者候補」の両方にインセンティブを与えることによって、長期間かかる育成期間にかかる費用や、ネガティブな心理的要素を軽減するためのビジネス
■新しい「投げ銭(スパチャ)」機能をつけたコメント投稿型プラットフォーム
■「"リアル"た●ごっち」↓

各発表には、別の班から、「エビデンスがあるのか」「実現可能性があるのか」などのかなり厳しい質問が飛んでいましたが、発表者はそれも想定内がごとく、適切な応答をしていました。
来年度もこれらのアイデアをビジネスベースに乗せるべく、引き続きプロジェクトを進めていきます。