40周年記念プロジェクトが形に!心をつないだ実学の体験
- 緑会
- 2024年11月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月2日
2023年10月、中学生と高校生を対象とした実学につながるプロジェクトとして「40周年記念品プロジェクト」がスタートしました。この取り組みは、探究型海外研修でお世話になっている株式会社ニューモアさんの協力のもと進められています。
ニューモアさんが展開するブランド「想造楽工SOZOGAKKO」では、福祉施設に通う障害のある方々を「イラストレーター」として迎え、協働でデザインを制作する取り組みを行っています。このユニークなプロジェクトに、福祉施設の利用者が活躍する新たな形を取り入れることで、40周年記念品づくりが始まりました。

プロジェクトのメンバーとアイデアの始まり
このプロジェクトは、佐藤克行教諭と佐藤香太教諭が中心となり、高校生7名が参加。
参加メンバーは以下の皆さんです:
高2:木村健太朗さん、小野奈穂さん、諸田修司さん、山下舞桜さん、若林大惺さん
高1:乾葉瑠さん、中村仁香さん
「長く使ってもらえるもの」「40周年を永く記憶に残すもの」というコンセプトのもと、アイデアを出し合い、A4ファイル、ボールペン、日めくりカレンダーなどの製品に絞り込みました。また、生徒全員を対象にアンケートを実施し、製品の具体化を進めていきました。
想造楽工との協働でデザインを形に
プロジェクトの重要なパートナーとなったのは、想造楽工の宮島依子代表。宮島さんの指導のもと、デザインの基本を学び、福祉施設の選定を進めました。その結果、緑区役所のご紹介で「アルカヌエバ北八朔事業所」さんとの協力が決まりました。
2024年5月、宮島さんと生徒たちがアルカヌエバ北八朔事業所を訪問。利用者の皆さんに、今回のプロジェクトの趣旨やデザインコンセプトを説明しました。初めは恥ずかしそうにしていた利用者さんも、次第に心を開き、多くのデザイン画を提供してくださいました。帰る際には利用者さんから手紙を受け取る生徒もおり、心温まる交流が生まれました。
記念品の完成とお披露目
2024年11月18日、40周年記念式典が開催され、無事に記念品をお披露目。
式典のリーダーである木村健太朗さんの発案で、11月28日には代表生徒2名がアルカヌエバ北八朔事業所を訪れ、完成した記念品を直接届けました。

プロジェクトを振り返って
このプロジェクトは、実学を通じて「人と人が心でつながる」体験を生徒たちにもたらしました。多くの方々の協力のおかげで、素晴らしい記念品を完成させることができました。この場を借りて、関わってくださった皆さまに深く感謝申し上げます。
40周年の思いが詰まった記念品が、これからも多くの方々に喜ばれることを願っています。