過日よりご案内しておりました本年度の講演会が、慶応義塾大学名誉教授の安藤寿康先生のご登壇により12月3日に行われました。
" 先生ガチャ"と言われる、その年の担当教諭が生徒の学力への影響を与えるという私たちの考えが間違っているという事実や、
逆に" 親ガチャ"という、子供自身でどうしようもない遺伝的要素、環境要素が作り出す学力や才能に対して、親が「頑張ればなんとかなる」と無理をさせてしまっている、いわゆる
" 無理ゲー" 状態を親自身が作り出している可能性も示唆されました。
本来どの保護者も子供に対して「自分の個性大事にいきてほしい」、「自分らしく生きてほしい」と思っているのに、その「個性」・「才能」・「その子らしさ」の要素のほとんどが遺伝から来ていることを知らないために、逆に子供への無理な圧迫を加え続け、「親が作り上げた ”その子らしさ”」の押し付けをしているという耳が痛い話を、「私の意見じゃないですよ。データがそういってるだけです(笑)」と面白おかしく、先生の個人的エピソードなども交えて楽しく勉強することができました。
当日会場にお越しになれなかった方へオンデマンド配信を行いますので、緑会からのメールをご確認ください。